プロジェクトについて

プロジェクトについて

  

   

◯ 海外ヒストリックラリー 参戦プロジェクトとは


 この授業は、東京大学と学校法人ホンダ学園ホンダテクニカルカレッジ 関東の正式な授業の一環として行われております。東大の授業としては本年度で11年目を、ホンダ学園関東側では6年目を迎えます。

 私たちは、旧車(ヒストリックカー )をレストアし、モナコで行われる2021年第24回ラリー・モンテカルロ・ヒストリック(Rallye Monte-Carlo Historique)に出場し、完走することを目指します。

 海外ヒストリックラリープロジェクトは、私たち学生が自ら、資金調達、物品調達、車両改造、車両輸出入、海外での宿泊施設の手配などを行います。

 本年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、目標としていたラリー・モンテカルロ・ヒストリックに出場することを断念いたしました。さらに、その代替案として、オーストラリアで開催予定のタルガラリーに出場を検討しましたが、主催者の方から国外からの参加は今年は認めない旨を通達され、11月末のミーティングにおいて出場を断念いたしました。

 今後は、活動の起点を国内へと移し、感染対策を十分行なった上で、プロジェクトを進めていく方針です。

まず、ラリーにつきましては以下の2戦への出場を予定しております。

2/4-7    Rally of Tsumagoi
3/19-21 新城ラリー2021

 しかし 、Rally of Tsumagoi については、中止が発表され、出場が叶いませんでした。新城ラリーについては、予定通り出場予定です。

 さらに、車両性能のテストとしてラリー車を様々な観点から測定する予定です。

 今年は今までとは違い、新型コロナウイルス の影響でかなり厳しい状況ですが、誠心誠意がんばらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

◯ 本年度の活動について


* チーム名


本年度のチーム名は、「 Team 一心 」( Team Isshin )です。
多様な人が心を一つにし、専念するという想いが込められています。

 

* ロゴマークについて


ログマークは7つのハテナマークでできた車輪が「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」をたなびかせて進んでいく様子を表しています。

『幸福の黄色いハンカチ』とは、山田洋次監督により1977年に公開された映画です。ある理由から刑期を終えた男が妻に「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…鯉のぼりの竿に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。」との手紙を書いたことからドラマが始まります。

この映画でキーとなる「黄色いハンカチ」と私達がレストアしましたシャレードが同じ色をしていることから、どんな状況にも負けず多くのラリー参戦し、技術力、精神を鍛え、成長する姿を様々な人にみていただくことで、活気を与え「幸福」を届けたい。という強い思いがこもっております。

車輪のもととなっていますハテナマークは車名のCHARADEの和訳から、それは“謎解き”です。 ハテナマークはこのプロジェクトを通じ、未知のものに挑む私たちの様子を表しております。またハテナマークの数である「7」にも大きな意味があります。

・7という数字はラッキーセブンというように「幸福」の意味がある。
・また私たちの活動期間であるレストア開始からーラリー出場までは「7ヶ月」。
・弊プロジェクトに必要不可欠な以下の7つを表す。
1. 学生
2. 車両
3. 選手(ドライバー・コドライバー)
4. スポンサー様
5. 応援して下さるサポーター様
6. 指導教員
7. どんな状況にも負けない一つの心

一つだけある赤色の車輪は、私たち学生の若さゆえの熱血さそして未熟さを表しています。決して完璧な車輪ではありません。しかしTeam 一心はこれら「7つ」が一つになることで、黄色をまとい、心が揺さぶられる幸せを与えるべく進んで行きます。

 

* 大義


技術力と不屈の精神をきたえ、責任を持って組織運営に関わります。

協調性を育み、社会へ貢献できるよう成長し他者に活気を与えます。

 

* 目標


古い車を一からレストアし、海外ラリーに出場する姿を見せ、他の学生の創造心をかき立てます。

積極的な広報活動によって今まで以上に幅広いメディア露出をし、自らの活動の意義を高めます。

困難な状況で自分自身に打ち勝ち、プロジェクトを通し技術力、マネジメント力を向上させます。

 

 

◯ 今までの活動


 このプロジェクトは、今年で11年目を迎えます。過去の活動のホームページは以下の通りです。

2011WEB SITE
2012 TEAM DARUMAWEB SITE
2013 TEAM SAMURAI WEB SITE
2014 TeamTAKUMI/Team匠 WEB SITE
2015 TeamGO/Team剛 WEB SITE
2016 TeamMUSASHI/Team武蔵 WEB SITE
2017 TeamWAKATAKE/Team若武WEB SITE
2018 TeamMUSOH/Team夢双 WEB SITE
2019 TeamTODOROKI/Team轟WEB SITE
2020 Team Roman/Team 浪漫WEB SITE

 

 

◯ 教育的意義


 古いクルマの修復、改造や車を計画通りに走らせるシステムづくりを通したものづくり技術・感覚の習得と、問題を学生だけで主体的に解決する能力の習得、さらには、プロジェクト運営に関わる各種交渉等を通した精神力・コミュニケーション能力の向上、海外イベントに参加することによる国際感覚の習得を目的とする。