こんにちは、初めまして!
ホンダ学園副リーダー兼ブレーキ部門を担当している伊藤と申します。
普段はリーダーのサポートとして会計や必要部品の調達・買い出しなどを主な仕事としていますが、ブレーキ部門の担当として、制動に関わる部品のオーバーホールを行なっています。
さて、
クルマは「走る・曲がる・止まる」の三要素が重要と言われていますが、ブレーキはその中でも「止まる」という分野に深く関わり、安全に直結する重要保安部品の一つです。
なので、部品の分解整備には細心の注意を払っています。
タイヤを外すとすぐに見えてくるのがブレーキキャリパです。
これは、ドライバーがブレーキペダルを踏むことで発生させる油圧がブレーキキャリパ内にあるピストンを押し出し、タイヤと共に回転するディスクにブレーキパッドを押し付ける形で車両を止める働きをしています。
一見するとそこまでひどい状態には見えませんが、内部に腐食や汚れがあるかもしれないため分解整備を行います。
こちらはリヤブレーキになります。フロントと同じくタイヤを外し、ドラム部分を外すと見えてくるものです。
フロントブレーキとは機構が少し異なり、油圧を受けたリヤブレーキは内部にあるブレーキシューを押し広げ、タイヤと共に回転するドラム内部に押し当て減速します。
状態を見たところ、内部シールの劣化が進み油圧を伝えるブレーキフルードがかなり漏れていました。
画質が悪くて申し訳ありませんが、こちらがドライバーのブレーキペダル踏力を油圧に変え、各部に送る「マスターシリンダ」という部品になります。
こちらも汚れがひどいのでオーバーホールを施します。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
次回のブレーキ部門回ではオーバーホール中の様子をお届けします!お楽しみに!