・シャレード レストア日記 その19 –ミッション-vol.2

皆さん、こんにちは。ミッショングループ・リーダーの福澤です。

今回はミッショングループ最大の山場であるLSD組み立てについてお届けしていきます!

今回我々が訪れたのは、岡山県岡山市に拠点を置くOS技研様です。

工場の一部をお借りして組み立てをご指導頂きながらの作業でしたが、大変興味深い内容でした。

シャレードにもともとついていたのは右側のオープンデフ。それに対して今回作成していただいたスーパーロックLSDが左側です。

かなり形状が違いますね~。シャレードのデフはかなり小さくミッションケースに収まるサイズでLSDを作るのはかなりのトライ&エラーがあったらしく、完成したのはなんと訪問3日前だったんだとか。お忙しい中、本当にありがとうございました!!

制作してくださった富松様にご指導頂きながら早速組み立てていきました!

LSDの組み立てって意外なことに単純作業なんですね。プレートやギヤの向きに注意して組んでいくだけなんです。それでもLSDにするだけでスポーツ走行がより速くより走りやすくなるんですからすごいことですよね!

ちなみにリングギヤボルトを組付ける際に元のデフで使用されていたリングギヤボルトを流用としたところ、LSDのケースと干渉してしまいボルトが回せられないことが判明した為、リングギヤボルトも新品になりました。

LSDの組み立てが終わったのでミッションケースに入れてみました。

サイズも完璧で、きれいに干渉なく回っていますね。

ここから一気にミッションも組み上げていくぞー!となっていた矢先に問題発生!

なんとシフトチェンジのレバーが貫通していた箇所のオイルシールを完全に失念しており、交換部品が手元にない!このままいくか持って帰ってから交換するかを悩んでいたところ、なんと富松様がオイルシールを販売している会社に電話してくださり何とか手に入れることが出来ました。本当に感謝してもしきれません。

紆余曲折あってなんとか滞在中にミッションまで組付けが終わりました。が...私たちの試練はまだ続いたのです。それはミッションの持ち帰り作業です。

今年は某ウイルスの影響で作業時間が短く、郵送で埼玉まで到着するのを待っていられないといった事情があったため何とかして持って帰りたかったのです。

結局こういう形で持ち帰ることにしました。

これを引いて歩くのはかなり大変でしたね。でも今となってはいい思い出です。

LSD制作をして下さった富松様ですが、なんとご自分でも会社を経営しているそうです。

その気になる内容というと、旧車の整備をしているんだそうです。しかもパーツがないような車が多いらしくないものは流用や自作で仕上げるんだとか。ないなら作るのは普通じゃない?と思う方がいるかもしれませんが、自作でパーツを作るのって相当な技術力がないとまずうまくいきません。そんな整備・レストアの大先輩から直々にご指導頂けるなんて、本当に貴重な体験でした。

最後に、LSD制作を引き受けてくださったOS技研の皆様、時間を割いて指導してくださった富松様、本当にありがとうございました。

では、今回はここまで!次回もお楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です