・シャレード レストア日記 その17 — ブレーキ-vol.2

ご無沙汰しております。ブレーキ部門の伊藤です。

今回は以前書いたとおり、「オーバーホール中の様子」をお届けします!

突然ですが、こちらが今回取り外して分解したフロントブレーキキャリパーになります。

拡大してみると、サビが広がっているのが見て取れます。

奥のピストンは綺麗な状態ですが、私が手に持っているピストンは腐食による陥没が酷く目立ちました。このピストンは再利用できなさそうです。

色味が全然違うことが見て取れます。社外品に換装されているのか、別の外的要因による物なのか、私では判断がつきませんでした。

今回のブログを読み始めて気になった方もいるかもしれませんが、このシャレード のフロントブレーキは両方押し式です。

説明の図と文章を作ったのでぜひ目を通してください。

通常であれば、一つのピストンが油圧を受けてブレーキパッドをローターディスクへ押しつけ、もう反対側はそのピストンが動く力の反力を利用して反対側のパッドを同じようにローターディスクへ押しつけ(引きつけに近い?)ています。

しかし、このシャレードのフロントブレーキは、二つのピストンを用いて、車両表側(ホイール側)と車体側(ローターディスク裏側)のそれぞれのブレーキパッドを独立してローターディスクへ押しつけています。そのためピストンが合計で4つもある構造なのです。

今回はそのうち一つのピストンの状態がひどく、そのままの再利用はできないと判断しました。

拡大鏡で見てみると、一目瞭然です。通常であればこのピストンは表面の整った綺麗な円柱状です。ですが取り外した物の表面にはサビが広がっていました。

ここまで読んでくださいありがとうございました!

次回はこのサビの解決方法とその他部品について書いていきます!

また見てくださいね!

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